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長野飯田 酒蔵「ATAGO」


次の日は朝から観光を予定してくださっていたので、

みなさんと街中で待ち合わせをした。

待っていると「橋本さ〜ん」

車二台! 7人の方が来てくださっていた 驚!

まるでツアーじゃないですか 笑

ここ飯田へ初めて来ることになった初めての講演会・コンサートでご一緒させていただいたのが、

湘南厚木病院助産師長の長谷川充子さん そして、ソーシャルワーカーの井上文子さん。

長谷川さんと井上さんは井上さんのご出産の時、長谷川さんと出会ったそうだ。

その講演会の実現に至り たくさんのお手伝いをしてくださったのが助産師の熊谷さん姉妹

その長谷川さんと熊谷さん姉妹の故郷が「遠山」という場所

僕をこの地へ連れて行きたいと以前から話してくださっていたのである

ここは宮崎駿さんの作品「千と千尋の神隠し」を生み出すきっかけとなった里でもある

この日は晴れ男には珍しく雨 

山々は霧に包まれていた

美しい紅葉を楽しんでいると長いトンネルに入った

そのトンネルを抜けた途端だった

ゾクゾクと鳥肌が立ち上がったのである

ここは何かに守られている 

穢れのないものの存在を感じた

その後、連れて行きたい場所があるということで

いくつか連れて行っていただいた場所のひとつ

お寺の4本杉のところへ行った時だった

そこで ついにエネルギー酔いをしてしまったのである 

この地は大地の波動が非常に強い所のだと 地形をみて後でわかったのだが

この地へ入った時から 体がふわふわとし始め 特に波動の強いこの4本杉の場所で

立っていられなくなってしまった・・・

以前、ゼロ磁場でもこれに近い症状が起こった

いつもコンサート終え 精神的にも肉体的にも使い果たしている状態の時に訪れるせいなのか

心と体がうまく繋がっていない状態で なんとも言えない気持ちの状態になるのである

その後 昼食は精のつく山の恵みを頂き 

また来れることを願いながら この地を去った

この遠山には「霜月祭」というお祭りがある

厳しい冬の寒さを乗り越えるために

日本中から神々をこの地へお迎えし 煮えたぎる神々の湯を浴び

里人たちは身を清め、春まく種も稔り豊かに、平和で豊かな里であることを祈願するのである

それが「千と千尋の神隠し」の物語にある

神々が油屋というお風呂に穢れを落としにやってくるというアイディアにつながっていったそうだ。

そしてなんと 長谷川師長さんのお兄さんが

この霜月祭の神主さんらしいのだ 

驚きである

夜は酒蔵「ATAGO」にて約40名の方々と過ごすこころのコンサートがあるため

その準備を行うためにこの地を去った

今日はこの波動を受け どんなコンサートになるのか自分でも想像がつかなかった

リハーサル中 ここのお店の店長さんが歌を聞いて泣かれていた

僕のHPをみて涙が止まらなかったそうだ

そんな店長さんが みなさんのために用意した食事は

「心と体のデトックス」をテーマに食事の献立を考えられたそうだ

決められた料理のコースではなく

そういうことをお考えになる 優しく素敵な店長さんなのだ

僕も楽屋でこの美味しい食事を頂いたが

とっても美味しくて驚いた

楽屋は酒蔵の二階にあり なんとも言えない居心地に心がとても落ち着いた

そして、コンサート本番を迎えた。

前日も来てくださった方々が息子さんや、お母さん、ご親戚、ご主人さんと一緒に

大切な方と一緒にきてくださった。

子供を産んでからは7年間も外へ出たことのない方が、

ご主人にこのコンサートのことを伝えると「行ってきたら?」といってくれたらしく

驚きながらやってこられた方。

そして、のんび荘の娘さんも 是非参加したいということで

赤ちゃんの「空」くんと一緒に来てくれた。

初めて参加してくださる方々も半分近くおられた。

コンサートの最中は

いつもよりも もっと深い意識の中にいる自分がいた。

ふわふわした意識の中で 

皆さんの意識の深い所と繋がれた時間だった

これまで体験したことのない感覚にも触れることができて 

自分でもこの日のコンサートで体感できたものは 格別なものとなった

コンサート終了後

皆さんとシェアタイムを行った

コンサートの感想を1分で伝えるというものだ

皆さん話し出すと 途中で号泣されるかたが多くいらした

想いを言葉という形にすることで 

自分で受けとめておられたようだった

僕はこれが非常に大切な作業だと思っている

コンサートを終え 感じたものは すぐに忘れやすいものでもある

しかし 自分の心にある正直な言葉に変えるとなると

その時間で一番 心にあるものが 言葉となってでてくるのである

その言葉によって より自分の心が震え 

その震えが「涙」という形となる

これは ご本人にとって素晴らしい状態にあることを意味する

自身の中にある心と心が繋がっている状態である

その状態にある 「言霊」は

自分の魂に何よりも響くものとなる

過去のしがらみに苦しんでいたり 悩んでいたりする自分自身から

解放されるために最も重要な作業だと僕は感じている

この作業なしでは過去の気持ちを「受け止める」ことはできません

これこそが「心を癒す」

ということだと思っている

次の作業もあるのだが まずはこの次元の心を癒すことが

「自分らしく生きていく」ために大切なことである

この日この会場におられる方々のほとんどの方が 

「ご自身を、ご自身で癒す」ことができたのではないかと感じた

来られる時のお顔と 

帰られる時のお顔がまるで別人のようになっておられる方もいらした

手を握りながら涙ながらに想いを伝え てくださる方々

僕らがこうしてこの地へ呼ばれ 

お役に立つことができたこと この上ない幸せと喜びを感じる

後から「橋本さん 楽屋どうでした?なにか気付かれました?」

「いや〜 すごく居心地が良かったですよ」

「あそこは座敷童がいるんですよ!」

「え〜 そうなの?」笑

僕はそういう存在のものを目で見ることは今のところはないのだが

でも、僕の音楽を座敷童も聞いてくれていたと思うと 

どう感じたんだろうな〜なんて思ったりする

この日 僕に力を貸してくれていた一人に 座敷童もいたのかもしれない

でも今回 この長野を終え なんだか目には見えない全体的な流れが

とってもいい流れになった

それは強く感じる

いいものもまた生まれてきそうな 気がするのである

次の日 昼神へ

美味しいコーヒー屋さんに連れて行ってもらい

そこで助産師さんがお庭でとれたリンゴで手作りのジャムを持ってくてくれて^^

以前、息子のはるともここのりんご畑でりんごをたくさん採らせてもらったんですよね〜

息子の中では長野は「りんごを採らせてくれた所」で記憶されているそうだ

車の中で「今回も無事に使命を果たすことができて よかったですと」話すと

「橋本さん まだまだたくさん癒してもらわなきゃいけない人がいるんで 

まだ終われないですよ」と 笑

そんな中身の濃い 長野の旅を終え

無事に愛する家族の元へ帰り着くと

来月12月13日 霜月祭の時

長谷川さん、井上さん、熊谷さんとみんなで遠山で集まることになったよと。笑

やはりまた来ることになっていたんだな〜 笑

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