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ジェネレイションサイクルミュージック


先日、医療法人社団青山会理事長の田場隆介先生から以下のメールを頂いた。

これは既存の音楽療法を、よりテーラーメイドにして実践している方です。

http://mainichi.jp/sp/tokaism/opinion/con57_1.html

橋本さんであれば、さらに新たな流れを創れます。

それぞれのライフサイクルに対応した音楽療法を、是非追求してください。

昌彦さんの歌は、正に、ジェネレイショナル・サイクルミュージックだと思います。

初めて聴いた言葉に驚いた。

このジェネレイショナルサイクルという言葉なのだが

京都大学の西平直さんという方がレポートで発表している。

ジェネレイションサイクルとは、簡単にいえば「いのちのバトンリレー」こと。

生命を、次の代に手渡してゆくというイメージ。

「いのちのバトンリレー」の中には、

子どもを育てるということ、親を介護するということ、

そしていずれは自分自身が 〈介護される側〉に回ります。

そうした 「サイクル」を、 E・H・ エリクソンという思想家は、

「ジェネレイショナル・サイクルgenerationalcycle」 と呼んだそうだ。

直訳すれば 「世代的な円環」

世代から世代へと継続 してゆく関係を、大きなサイクルとして理解 しようという試みだ。

興味がある方は西平直さんのレポート

田場さんはこう語る。

次世代に‥‥伝えたいこと: 伝統、継承

伝えなくていいこと、自分の世代で止めたいこと: 虐待、亭主関白、酒、タバコ、クスリ

愛情を注ぐこと: アタッチメント

注ぐのを止めること、執着を手離すこと: デタッチメント

それらのバランスが生涯発達です。

特にデタッチメントは難しい。いかに手離していけるか。。

兵庫県三田市で、生涯発達に力を注いでおられる田場さんは

この課題に真剣に取り組まれておられるお一人である。

僕はこの課題こそが、現社会問題の根底にある課題であると思っている

なぜならば、人も社会も 人の心が反映されているからだ。

僕も、子育てをしながら日々感じるが

すべては環境である。

この環境には、親、学校、意識、価値観、衣食住すべてが含まれる

人の心は環境が大きく影響するものだと日々感じる。

上記に示した、このデイタッチメント。執着を手放す作業。

ここが一番難しい作業だと僕らも感じている。

僕の中ではこれまでの概念や価値観を外す作業でもあり、

自分の中にある本心である存在・・・心、魂、インナーチャイルド、宇宙、ゾーン、色々な表現方法があるが

その存在との向き合い方が、過去の自分の中の執着から離れる鍵であると感じている。

そのことを突き詰めてき、一つの芸術作品としてつくりあげたのが

「こころのコンサート」なのがだ

田場さんは医療者としての目線で、

「こころのコンサート」をジェネレイショナル・サイクルミュージックなのだと感じてくださったことに

とっても嬉しかったのである。

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