『プラネタリュウム番組を制作しながら、ふと思うこと』
星は原子が集まることによって生まれ、
生まれた星は、内部から外へ出ようとする凄まじいエネルギーと、
それを引きとどめようとする重力。
それらが均衡に保たれることによって、「星」を維持している。
星の死はそのバランズが崩れることにより爆発する。
それは僕らでもまさに同じことが言える。
僕らの中にも常にエネルギーが溢れているのだ。
自分の感性を通じて、内側から沸き起こるエネルギー。
外へ出ようとする「感情」。
そのバランスを取るための「理性」。
星でいう重力。
「感情」と「理性」のバランスが崩れると、何かが爆発する。
ここでの理性とは考え方という意味。
「怒り」はまさにそれだ。
自分の中で抑えきれなくなったものが外へ出ようとするエネルギー。
しかし、怒りは悪いわけではない。
星は、爆発した後、新たに星が生まれるものあるが、爆発してそのままのものもいる。
爆発すること、怒ることによって生まれるもの。
こことの向き合い方大切なのだと思う。
怒りが大噴火してしまうと、取り返しのつかないことになりかねない。
そうではなく、怒る自分との向き合い方を学ぶのである。
「怒り」の奥にある「怒る理由」を紐解いていくこと。
そこに、自分の中に癒されていない何かが見つかるのである。
それが自分成長をさせてくれるのだ。