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八百万の神々が集まる『霜月祭』


12月13日 秘境遠山郷にある古くから密かに行われてきた祭り「霜月祭」

八百万の神々がお湯にはいり清め癒やさて帰られていく。

千と千尋の神隠しの湯屋。神々がお風呂に入りにやってくるアイディアはここが発祥である。

去年もご縁を頂き、何かに導かれるようにこのお祭りに参加させて頂いたのだ。

そして、有り難いことに、今年の夏は

ここ遠山郷にある「かぐらの湯」で

もと神奈川鎌倉総合病院助産師長であり、現在は「みつこ助産院」を開設された長谷川先生と

トーク&コンサートを開催して頂いた。

長谷川さんは多くの助産師さんから尊敬されている。

長谷川さんのお話される言葉には「言霊」が宿る。

その言葉は人様の心を震わせる。

今年の8月。遠山の方々が集まってくださり、

遠山のご出身でもある長谷川さんと、僕のこころのコンサートを聞きに来て下さった。

一緒に、心温まる時間を過ごしたのだ。

今回訪れた時、従業員の方が「毎日聞いていますよ」と話しかけてきて下さったり、

あの日のことを話してくださる方もいたり。

こうして想い出を語り合えることは嬉しいものだ。

ここ遠山郷の人たち、そしてこの土地

ここに流れる時間がぼくは好き。

今年も家族みんなが健康でいられ、沢山の素敵な出会いを頂いた。

その感謝と来年はじまるプラネタリュウムの事をお伝えするために

「霜月祭り」へ家族で参加させて頂いた

八百万の神々がこの日ここへ集まり

最高にエネルギーが高まる空間へとなる

長谷川さん、ご実家が遠山にあり、いつも泊めて頂いている熊谷さん。

合計5人の助産師さん達と共に。

皆さん東京のチャリティーにも皆さんはるばる来て下さりました。

東京からは久保田利伸や矢沢永吉を手掛けた稲葉プロデューサー

そして森山直太朗パパも 

古来のお祭りに興味があるということで初参加。

長谷川さんのお兄様は神主さんをやられていて、この霜月祭りをまとめておられる方。

振る舞いや笑顔から、お人柄、精神性が伝わってくる。

娘にも何度も何度も微笑みかけて下さった。

この精神性と人間力がこのお祭りを守り続けていくために重要なのだと

僕は感じている

誰でも上がることはできない、神主さんたちと同じ席に上げて頂き、

食事を頂き、間近で神々をお招きする神主さんたちの仕草を見せてい頂いた。

よそ者であるにも関わらず、こうした待遇をしていただけるのも

ありがたいご縁のお陰である

子供たちにとっては一生忘れることのない最高の想い出になったことだろう。

これが本当の「学び」

教科書ではけっして伝えられないもの

「感じる」こと 「Feel」することである

僕らは「感じる力」をどんどんのばしてあげたいと思っている

こうして彼らも 神様の存在 この土地の文化 人のぬくもりを

感じることで 体得していくのだ

光栄な事に。今年も。

「神」の役を務めさせて頂いた。

今年は遠山郷の殿様を守る、若の神のお面をかぶらせて頂いた。 この土地の文化、人、を愛する僕として まさにぴったり。笑 紙を口に加え

太鼓の音に合わせ舞うのだが 並ぶときは雑念が入り緊張する

仮面をかぶると視界が狭くなる

普段から比べると10%ぐらいしか見えなくなる

太鼓の音 限られた視界

すごい煙に燻されながら

煮えたぎる釜の周りを舞う

すると何とも言えない不思議な感覚になるのだ

時に 釜を囲む人々に顔を近づけてあげると

村人は「ありがとうございます」といって拍手したり拝まれたりする

釜の周りを3周回る

奇跡の一枚

「若の神。息子と未知の遭遇」

そして、「お務めありがとうございます」

と言って頂いてお面を外し 我に戻るのである

3歳になる娘の目にはどう写ったのだろうか?

娘は去年のことをよく覚えている。

「なな。神様の所にいくよ。」というと

「パパまた神様するの?」と聞きかえしてくる。

「おくりかえし」

神々を元の場所へ帰って頂く儀式

それでもお帰りにならない神様もいるそうで

神様に終わりを告げるため

釜の上に飾られた紙を刀で切り落とします

これはまさに強制終了

切り落とされた「紙」

神様がこの紙を通ってお風呂に入るので

神様が通ったこの紙ににご利益があるそうです

一斉にみんなが取りあいます

僕はこれ

息子はこんなに。w

12時半をすぎ 祭りが終わる

最後まで遊ぶ子供たち

熱さに驚く w

儀式の最中は煮えたぎっているのでこんなものではない

この熱湯を観客に素手でかけるのだから

かける方もかけられる方もめちゃくちゃ熱い

その後 舐めて

「しょっぱい」

普通は舐めようとは思わないよね

ラーメンのスープじゃないんだからさ w

子供の興味は面白いものです w

また来年もみんなで集まれますように。。。

その後、熊谷宅で朝の5時まで。w

朝は7時に起きて湧き水を汲みに行き

朝食はホテルかと思うほど豪華で気持ちのこもった朝食を

ご用意してくださりました

いつもいつも飯田の助産師さんの方々のオ・モ・テ・ナ・シ

段取り、連携、手際の良さには頭が下がります。

こんな助産師さんのもとお産ができる方々は

本当に幸せだと思います

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